「仰向けで寝れるようになった」という声をいただきました

ある患者さんに言われました。

 

「治療するようになって、仰向けで寝れるようになりました。これまでずっと、仰向けで寝ることができなかったんですよ」

 

確かに、寝る姿勢ってその時のコンディションに左右されますよね。

私は交通事故でムチウチになってから、どういう姿勢で寝ても痛くて寝づらくて、朝の目覚めも最悪なことが続きました。

 

この患者さんは病気を患う前から、ずっと仰向けで寝ることが苦痛に感じていて、うつ伏せで寝る方が楽だったと言います。

 

こういう例えがふさわしいかはわかりませんが、犬や猫で考えると、お腹を出すというのは飼い主を信頼して、安心できる環境だからこそ出来るものです。

猫を見ていると、具合が悪い時は体を丸くしてじっとしているものです。

 

人間も同じで、内臓疾患や腰痛肩こりなど身体の不調や、心配事やストレスがあると、体が縮こまり、血流も悪くなり、交感神経が優位になりがちでさらに他の不調を呼びます。

体の冷えは心の冷えですから、自分自身の精神的解放もしづらくなるでしょう。

そこから負のスパイラルに突入、といった感じです。

 

安心感や体のリラックスができていないと、四肢を完全に脱力するような仰向けの姿勢で寝るというのは難しくなるのだと思います。

 

仰向けで寝ることが絶対良い、とは言いませんが、仰向けが苦痛、と感じる場合は原因を探る必要があると思います。

 

 

「仰向けで寝ることができるようになった」

 

と嬉しそうに言われて、喜びのポイントがそこなのか!とびっくりもしましたが、意外とそういう方は少なくないのかな、と改めて思ったのでちょっと考えてみました。

 

鍼灸により自律神経の均衡をその方に必要な状態に保つこと、定期的に心も体も温まる施術でほっとできる時間をきちんと作ること。

そういった積み重ねがとても重要だと思います。

 

自分自身がムチウチになって以来、週二日の鍼灸治療を受けていますがムチウチとは関係ないところにも影響が。

ホルモンバランスの著しい変化を実感しています。さすがに週二日だと変化がわかりやすい。

 

何はともあれ、切羽詰まった状態ではなく、大きな病気や症状が出る前から鍼灸などを利用して自分にふさわしい体の状態を作ることは非常に大事なことだとつくづく感じています。

 

というわけで、最低でも症状が明確に出る前に、症状が出たらすぐに、連絡してくださいね。

 

お役に立てるように私も頑張ります♪( ´▽`)